北原照久の“元気になる魔法の言葉”

はしり梅雨老猫路地を知り尽くし

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長く生きているとさまざまな苦労に見舞われることもあります。
しかし、それゆえに若者にはできないこともできるのです。

はしり梅雨老猫路地を知り尽くし

©村松真砂子

年を取ることで生まれるもの

松尾芭蕉の言葉だという人もいますが、定かではありません。年老いた猫は十分に路地を知り尽くしているので、急に雨が降ってきても、濡れずに済む場所にサッサと行けるという意味です。

長く生きるということは、つらいことや悲しいことをたくさん経験しますが、その分、経験知となって困ったときの対処法もわかるわけですね。年を重ねることをネガティブにとらえがちですが、決してそうともいえないのです。

北原 照久(きたはら てるひさ)
北原 照久(きたはら てるひさ)
1948年、東京都生まれ。青山学院大学卒。86年、横浜山手に『ブリキのおもちゃ博物館』を開館。また、現在、羽田、箱根、河口湖、大阪にも博物館を展開。テレビやラジオ、各地での講演会等でも活躍中。
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