宗教学者 島田裕巳の“怒りの研究”

「金持ち喧嘩せず」は有名なことわざです、しかし「ちょっとばかり金持ち」ではどうでしょうか。今回は、経済の変化で人間の心がどう変化するかを考えていきます。

追放されたアダムとエバ、大洪水で流される生物、命を奪われる人間…古の書物に書かれる恐ろしい神の怒り、これを繙きながら、怒りと信仰について考えていきます。

今から2000年ほど前、”怒り”について深い考察をした人物がいました。「怒りとは短い凶器である」…彼の考察を基に、怒りの謎を紐解いていきましょう。

どんなに怒らないように努めても、ふとしたことで怒ってしまうものが人間です。その怒りはなぜ湧いてくるのでしょう？今回は、怒りの源泉を探します。