北原照久の“元気になる魔法の言葉”

何も咲かない冬の日は

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言葉には魂があり、力があります。ブリキのおもちゃ収集の第一人者・北原照久さんは、心に響いた珠玉の言葉をメモし、生きる糧にしてきました。そんな名コレクター北原さんの言葉の数々をご紹介——。

何も咲かない冬の日は 下へ下へと根を伸ばせ

陽の当たらない時、大切なこと

人生はハッピーなことより、挫折のほうが多いかもしれません。

でも、そんな、陽の当たらない時期にこそ、自分の足元を固めていくという言葉です。

果樹を植えてから実がなるまでに相応の時間がかかるという諺(ことわざ)に、「桃栗3年柿8年、梅はすいすい13年、柚(ゆず)の大馬鹿18年」があります。

果樹によって、実を結ぶ時期はそれぞれです。人の人生も、同じ。
ですから、いま、あの人は順風満帆なのに、自分は不毛と思わなくていいんです。

大切なのは、気持ちを腐らせず、ピンチはチャンスと思って努力していくことです。

そうすると、しっかり根が伸び、時期がきたときには、
たくさんの実がなると、私は信じています。

                    ©村松真砂子

 

北原 照久(きたはら てるひさ)
北原 照久(きたはら てるひさ)
1948年、東京都生まれ。青山学院大学卒。86年、横浜山手に『ブリキのおもちゃ博物館』を開館。また、現在、羽田、箱根、河口湖、大阪にも博物館を展開。テレビやラジオ、各地での講演会等でも活躍中。
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