言葉には魂があり、力があります。ブリキのおもちゃ収集の第一人者・北原照久さんは、心に響いた珠玉の言葉をメモし、生きる糧にしてきました。そんな名コレクター北原さんの言葉の数々をご紹介――。
山頂を目指しながら 身近なところに目標をもとう
©村松真砂子
夢は大きく、目標は近く
山登りも人生も、目標や夢をもつことが大切です。
山頂は遠くにあるので、登る前から到達が難しく感じられます。
だから僕は、眼前にある木や岩場などに目標を置き、その地点を通過するたび、達成感を味わうようにしています。
そして、また、次の目標を設定して登り始める。夢への取り組みも山登りと同じです。
小さな達成感のくり返しこそが、目標や夢へと導いてくれるんですね。僕はいま69歳ですが、「夢は大きく、目標は近く」に置き、できることを休まずに続けています。
北原 照久(きたはら てるひさ)
1948年、東京都生まれ。青山学院大学卒。86年、横浜山手に『ブリキのおもちゃ博物館』を開館。また、現在、羽田、箱根、河口湖、大阪にも博物館を展開。テレビやラジオ、各地での講演会等でも活躍中。
バックナンバー「 北原照久の“元気になる魔法の言葉”」