愚痴や不平不満は、マイナスのエネルギーを体にためてしまいます。
今回は物事をプラスに考える習慣づくりの言葉をご紹介します。
雲晴れて のちの光と 思うなよ もとより空に 有明の月
©村松真砂子
夜空を見上げて
法然上人の言葉といわれていますが、定かではありません。
雨の日など、月が見えないときでも、雨雲の上には月がいつも輝いているという意味です。
月は悟りの境地とか、大自然の摂理、真理など、いろいろな受け止め方ができると思います。
苦しいときは、雲がかかっている状態。でも、やがて雲は流れていき、必ず月が見えるときがくる。
そのときどきでクヨクヨすることはないのだと、夜空を見上げながら自分を励ますことがあります。
北原 照久(きたはら てるひさ)
1948年、東京都生まれ。青山学院大学卒。86年、横浜山手に『ブリキのおもちゃ博物館』を開館。また、現在、羽田、箱根、河口湖、大阪にも博物館を展開。テレビやラジオ、各地での講演会等でも活躍中。
バックナンバー「 北原照久の“元気になる魔法の言葉”」