中国から禅宗を伝えに渡海した蘭渓。鎌倉・建長寺の開山となり朝廷、幕府から重用されるも、心ない流言で配流の身となる。冤罪はれて日本初の禅師号を授与される。波乱の生涯を送った蘭渓の禅風とは。
日本仏教を形づくった僧侶たち
「鑑真」―日本仏教の確立に貢献した中国僧―
鑑真は留学僧の求めに応じ、来日することを決意。12年、6度に渡る企ての後に日本に到着した時には失明し67歳となっていた。鑑真の不屈の意志を支えた思いとは一体なんだったのでしょうか。
「鈴木正三」―武士から出家して人生に警鐘を鳴らした禅僧―
戦国武将から、禅僧へ。修行を重ねながら、書を著し。寺社を再興しながら吉利支丹を批判した……さまざまな面を持つ鈴木正三とはどのような人物だったのでしょうか。
「叡尊」―厳格な戒律を重んじながら貧民救済に命をかけた僧侶―
仏教の本来の姿を取り戻すために、厳しい戒律を守ることを仏と菩薩に誓った叡尊。弱者の救済などの社会事業にも尽くし。鎌倉幕府からも慕われた叡尊の人物像とは。
「日奥」―教えを守って弾圧された日蓮宗の不受不施派とは―
宗祖・日蓮の教えに従い、権力に決して屈せず、生涯「不受不施」を貫いた…。あの徳川家康が業をにやした程、意志の強い日奥はどのような人物だったのでしょうか。