つれづれ仏教歳時記

がんばらず和してゆこう

柳宗悦さんの言葉に「蕗のとうほほえむ、雪をかざして」というのがある。不幸が続く知人を励ます思いで「蕗のとうほほえむ、雪にもめげで」と書き送り、後に「雪をかざして」と改められたという。

柳のように、しなやかに

正月の飾りものは門松という言葉があるように、古来から松がおおかたをしめてきたようであるが、歴史をさかのぼると、少なくとも中国、唐・宋代には柳を生け、また旅立ちのはなむけに柳を結んで贈る習慣があったようである。