健康ノート

呼吸法でお腹まわりスッキリ

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そろそろ、冬の間についてしまったお腹まわりの脂肪が気になってくる季節です。

運動をしなければならないのはわかっていても、それにかける時間と労力がないという人も多いでしょう。

そんな人に最適なのが、呼吸の仕方で基礎代謝を促進させるダイエット法です。よく知られているのが、俳優の美木良介さんが提唱する「ロングブレス」呼吸法です。

美木さんは20年近く腰痛に悩まされていたそうで、どうにかして改善しようと試行錯誤の末、編み出した呼吸法だといいます。
ところが実際に3カ月ほどやってみたところ、腰痛が改善しただけでなく、みるみるうちに体重が減り、身体が引き締まってきたとのこと。腰痛改善が目的だった美木さんにとってダイエットはうれしい副産物だったようですが、ロングブレス(=長い呼吸)をくり返すと腹筋やインナーマッスルが刺激されて血行がよくなり、基礎代謝が上がります。基礎代謝が上がればエネルギーの消費が活発になり、太りにくくなるのです。

激しい運動や食事制限などで体重を落としても、リバウンドをしてしまうようでは効率的なダイエットとはいえません。基礎代謝を上げ、エネルギーを消費しやすい体質を築き上げることが先決です。

呼吸法は誰にでも手軽にできて特別な器具もスペースも必要ありません。日常生活で不足しがちな酸素が補えるし、リラックス効果も得られるといいことずくめ。冬の間についてしまったお腹周りの脂肪と〝さよなら〟するために、さっそく始めてみませんか。

呼吸法のポイントはつぎのとおりです。
1 お尻とお腹に力を入れ、背筋を伸ばします。
2 両手を上げながら、3〜5秒かけて鼻から息を吸う。
3 両手をゆっくり下げながら、全身の力を出し切るように口から息を強く長く吐く。
4 へその下あたりにある丹田に意識を集中させ、吸うときも吐くときもお腹を凹ませたままで行います。

ちなみに、「ロングブレス」呼吸法とは多少異なりますが、第2回で取り上げた「丹田呼吸法」も息を吐き出す際、下腹(丹田)圧をかけながらゆっくりと吐いていくため、お腹周りの引き締めに効果がありますので、ご覧ください。

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