健康ノート

歯周病予防のセルフケア

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歯周病ははじめは自覚症状が出にくいのですが、30代の7割、40代のなんと8割がかかっていると言われています。

歯周病から歯を守るためには、なによりもセルフケアが大切です。今日はその方法をお知らせしましょう。

日常的にできるセルフケアで最も大切なことは、歯ブラシによるブラッシング
案外、正しいブラッシングができている人は少ないものです。

歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を取り除くには、その人の歯に合った歯ブラシで、正しく磨くことがポイントです。
歯ブラシはヘッドの大きさ、長さ、材質、毛先の形状や硬さなど、さまざまなので自分の歯の大きさや形、また歯並びなどに合わせて最適なものを選びます。

また、年に数回しか歯ブラシを取り替えない人がいるようですが、1ヶ月に1度は新しいものに交換してください。毛先が開いてくるとプラークを落とせなくなりますし、使い始めて4〜6週間もすると、ヘッド部分の隙間に雑菌が繁殖して不衛生です。

次に磨き方です。歯ブラシは鉛筆を握るように軽く持ち、歯と歯ぐきの境目に斜めに当てて小刻みに動かします。

ゴシゴシと大きく動かして歯全体を磨くのではなく、歯と歯ぐきの境目についたプラークを取るつもりで動かします。
丁寧に磨いているようでも、プラークはなかなか取れません。特に、歯と歯の隙間や前歯の裏側、奥歯のかみ合わせの部分は歯ブラシの毛先が届きにくいため、プラークが溜まりやすくなります
そこで、お勧めしたいのが、いつもの歯ブラシに歯間ブラシやデンタルフロスをプラスして、歯と歯の間に入り込んだプラークを徹底的に取り除くスペシャルケアです。

ワンタフトという毛先がペン型をした歯ブラシも、通常の歯ブラシで磨き残しがちな部分にまで毛先が届くので、プラーク落としに有効です。歯磨きのたびに行うのは面倒かもしれませんが、1日1回は磨き残しを防ぎたいものです。

セルフケアをきちんと行っていれば歯周病はかなり防げます。そのためにも半年に1度は歯科健診を受け、歯ブラシの選び方や磨き方などについて、専門家のアドバイスを受けるようにしたいものです。

取材協力 「Megadent(メガデント)」日本で唯一の歯ブラシ専門店http://www.megadent.co.jp/

 

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