かつて世界経済を牽引した日本が、いま衰退しつつあります。日本を代表する大企業でも軒並み、リストラするなど、活力にあふれていた日本が、いま元気がありませんね。
しかし考えてみてください。栄光や繁栄は、いつまでも続くものではありません。大英帝国といわれたイギリスも、いまは没落しています。アメリカもかつての力はありません。
トップにいるときは誰でも喜びます。けれども、トップになれば、次はもう下がるしかないのです。そして、新たに次のトップが来ます。いま中国が来つつありますね。やがてはインドも来るでしょう。
そういうふうに世界は、つねに変化しているわけです。
すべてのものごとは変化します。「諸行無常」です。〝カーラ・チャクラ〟が、世界のありようです。カーラとは「時間」、チャクラとは「車輪」。時間はたえず回転しているのです。
ものごとが全部うまくいっているときは、世界のありようが見えないんですね。だから、いつまでもうまくいくだろうと思ってしまいます。
けれども、変化することが摂理なのです。だから、どんなことがあっても、自信をなくさない、落ち込まないことが大切です。
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