日本発の国際フォーラム2年目の開催
〜西洋と東洋の融合から世界をリードする学びの場「マインドフルシティ鎌倉」へ〜
今週9月8日と9日の両日、禅とマインドフルネスについての日本初の大規模な国際フォーラム〝Zen2.0〟 第2回が、日本の「禅」発祥の地、鎌倉五山第一の建長寺及び隣接する学校法人鎌倉学園において開催されました。
建長寺駐車場に設けられたエントリー。鎌倉の地に「Zen.2.0」の幟が立つ
「感じる身体・実践する心」をテーマに、禅にとどまらず、音楽・舞踊・茶道・呼吸法など多種多様なアプローチで「マインドフルネス」を紹介。国際色豊かな豪華スピーカー25名によるクリエイティブなコースが展開されました。
受付を過ぎ、建長寺・山門をのぞむ。
主な会場となった方丈(龍王殿)
オープニングセレモニーは、建長寺・吉田正道老大師の挨拶、読経で始まり、「感じる身体、実践する心」と題し、三木康司 Zen.2.0共同代表、曹洞宗・藤田一照師、里山ハウス「ゆとり家」主宰・島田啓介氏によるパネルディスカッションが行われ、初日は16コース、2日目は19コースという充実した日程で開催されました。
〝こころ〟の文化発展に貢献することを誓う
登壇者二名(島田啓介、ジャクリーン・ハーグリーヴス)による「食べる瞑想」の実践
精進料理のお弁当
お弁当をマインドフルネスに噛み締める参加者
「格式低ッ! 世俗的マインドフルネス実践法」の清水ハン栄治氏
「只管打坐入門―ブッダの樹下の打坐へ帰る」の藤田一照師
「禅と人工知能」について語る三宅陽一郎氏
「新しい可能性を発見する為の、成長エネルギーを作り出す方法について」述べるジェレミー・ハンター准教授
「Mastery and Mystery マステリー(統御)とミステリー(神秘)」のスティーブン・マーフィ重松博士
「幸せと利他と平和」について語った前野隆司氏
2日目のクロージングセレモニーは、「身体と禅・マインドフルネスの可能性」と題して行われました。
司会の宍戸幹央 Zen.2.0共同代表(左端)と登壇者の四名
登壇者は上座仏教僧侶・アチャン・ニャーナラトー師、光明寺僧侶、未来の住職塾塾長・松本紹圭師、臨済宗妙心寺派、龍雲寺住職・細川晋輔師、スタンフォード大学、心理学者・スティーブン・マーフィ重松氏。パネルディスカッションの後、参加者が心を一つにするコネクションタイムが持たれました。
コネクションタイムでは、参加者とボランティアを含む主催者が一緒になり、慈しみの心を世界にひろげる祈りをおこなった
「ダーナネット」では、昨年に引き続きこのフォーラムを両日にわたり取材しました。その模様は今後紹介してゆきます。
バックナンバー「 ニュース・レポート」