寝たきり・認知症を防ぐために
今回は、介護者にとっても、被介護者にとっても、日ごろから自分の骨は大切にしましょうというお話です。
加齢とともに骨の量が減り、同時に骨の質が劣化することで発症する骨粗しょう症は、女性に多い病気ですが、発症する4人に1人は男性です。現在、日本人で骨粗しょう症の人は約1280万人で、そのうち約300万人程度は男性と考えられます。男性は女性に比べて骨格が大きく太いということもあり、骨量の貯金がたくさんあります。また、女性のような急激なホルモンの変化もありません。そのため、40歳ごろから注意が必要ではありませんが、男性も60歳を過ぎたころから危険信号が点滅し、70歳以降になると女性の発症数の半数ぐらいは、骨粗しょう症になっています。