ブックレビュー

【書評】モリー先生との火曜日 著:ミッチ・アルボム 訳:別宮貞徳

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人は死ぬ。必ず死ぬ。分かってはいても「死」を意識して生きる人は少ない。ただ、余命いくばくと告げられた人はどうだろうか。

モリー・シュワルツ教授。「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を発症し、余命は2年と宣告される。ALSは手足や呼吸に必要な筋力が衰え続ける病だ。著者のミッチは、モリー先生の教え子だ。卒業から16年ぶりに再会、自宅療養するモリー先生と二人、「人生」について対話を始めた。会うのは決まって火曜日だった。

死を前に、周囲に注ぐモリー先生の愛は変わらない。病に伏してもミッチの悩みに応える。「自分がしてあげられることを提供すること」。言葉でも、微笑でも。名誉やお金では得られない「人生の満足」をモリー先生は静かに語る。

「死で人生は終わる、つながりは終わらない」。

〈書籍情報〉
「モリー先生との火曜日」
著者:ミッチ・アルボム
訳者:別宮貞徳
出版社:NHK出版
定価:950円+税
発行日:2004年11月20日
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