期待を掛ければプレッシャーとなり、指示をしなければ不安で動けない――バブル崩壊後の不況下で育った若者の特徴だ。そんな「いまどき部下」とどう向き合い、仕事の成果を生み出すか。悩める管理職におすすめの一冊だ。
積極性に乏しく、指示通りにも動かない。叱れば落ち込み、褒めてもこれといった反応はない。押しても引いても手応えはないが、決してやる気がないわけでもない。
一見不可解に思える部下の行動にも、彼らなりの合理的な理由がある。常に安定を求め、冒険はしたくないのだ。上司はその特性を見抜き、日常業務の中で簡単な“しかけ”をすれば、彼らは驚くほど力を発揮する。「成長請負人」と呼ばれ、数々の企業の成長に貢献してきた著者が導き出した39のしかけとは……。