女心が分からない……幾度となく女性の機嫌を損ねてきた。自分のために手に取った本だったが、目からうろこが落ちる、落ちる。奥さんをはじめ、女性とのすれ違いに悩むお父さんも多いのではないか。
女と男、すれ違うのはなぜか。それは役割の違いに由来するらしい。大昔から男は狩り、女は子育てを担ってきた。役割が違えば物事の感じ方、受け取り方も違う。この事を知らないと、男は女に無理解を指摘され続け、その理由も分からずじまいになる。男たちはどうすればいいのか……。
女性に対しては「共感あるのみ」と黒川さんは説く。そのワケは本書で。読み終わる頃、きっと子や夫を思う女性の思いやりに感心してしまう。「分かろう」とする「共感」への第一歩が、大切な人の笑顔に繋がる。