ブックレビュー

【書評】生き方 人間として一番大切なこと 著:稲盛和夫

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

人格を磨き、心を豊かにする営み。稲盛さんが考える仕事の定義である。味わい深い人生を生きるために人は懸命に働かなければならないともいう。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力――稲盛式「人生充実」方程式である。考え方とは心構え。例えば、建設的であること。感謝、利他の心を持つこと。そうした前向きな心がけを忘れず、目の前のことに情熱を傾ける。そして自分の能力を存分に発揮する。極めてシンプルである。

目の前の人を大切にする。困っている同僚や部下に手を差し伸べる。ささいなことでも行動に移せば、人生も仕事も良い方向に向かっていく。稲盛さんの確信である。ただし、欲優先は結果を瞬時にマイナスにしてしまうので要注意!

〈書籍情報〉
生き方 人間として一番大切なこと
著者:稲盛和夫
出版社:サンマーク出版
定価:本体1700円+税
発行日:2004年8月10日発行
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る