元ホームレス社長の運とご縁の引き寄せ方

元ホームレス社長の運とご縁の引き寄せ方(17)

岸田昌幸(中小企業再生支援コンサルタント・学習塾オーナー&塾長)
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会社経営者だった岸田さんは
多額の持ち逃げに遭い、会社は倒産。
伴侶にも逃げられ、ホームレス生活を送り、
自殺一歩手前まで追い詰められたといいます。
現在は悩める経営者の支援と社会貢献に生きがいを見出す岸田さんが、
ホームレス生活から立ち直るまでと
「運とご縁の引き寄せ方」を赤裸々に語っていきます――。

笑いが出たら本当のどん底

画像・AdobeStock

ホームレスから脱したものの、どん底生活は依然として続きます。

先が見えないその日暮らし。目に見えない力で上から押さえ付けられているような感覚でした。でも不思議なことに自然と笑いが出てくるのです。どん底生活なのに変な人と思うかもしれませんが、悲しさや苦しさを通り越すと笑い出てくるのです。

人は前を向くか上を向いて笑います。下を見て笑う人は少ないと思います。どん底の生活で笑いが出てきたら、もう底でこれより落ちることはない、これからは上昇だと直感しました。そして、この笑いが私の心を楽にさせてくれました。前を向いて上を向いて笑っていると気持ちも前向きになれるのです。笑いが出ない人は、まだ底に至っていないのかもしれません。笑いって凄い意味があるのです。

毎日、笑って生活をしていると、不思議なもので、新規の仕事も入ってくるようになりました。しかめっ面で生活をしていると悪運に好かれてしまい反対に、笑顔でいると良運が寄ってくるのでしょう。どんなに苦しい時でも笑顔を忘れずというのは難しいかもしれませんが、毎朝、鏡で顔を見る時だけでも笑顔を心掛けていました。良運が寄ってきてくれますから。

やっと目標や将来の夢を見ることができるようになった私は、具体的な内容をノートに書くようにしました。文字にすると不可能が可能に見えてくるのです。可能性が見えた時、生きる意欲も湧いてきます。本当のどん底を見た人間は強いです。死ぬことを覚悟して人間が「人に何と言われようが生き抜いてやる!!」と、思えるようになるのですから。それからは勝つ人生より負けない人生を選ぶようになれました。
(次週に続く)

岸田昌幸(きしだ まさゆき)
大阪府生まれ。大学卒業後、広告代理店に就職。その3年後、独立しデザイナーとして起業。その後、事業拡大に伴い、法人化し、広告代理業、店舗・モデルハウス・展示会等、プロデュース部門を立ち上げる。大阪本社・東京支社・北米カナダ支社を設立。23年間、経営者として事業展開。しかし、会社で多額な持ち逃げ詐欺に遭い、全てを失いホームレス生活に。そこから這い上がり、自分のように苦しんでいる人を助けたいという思いから、自らが積み重ねた経営者の経験を活かし、中小企業再生支援コンサルタントとして活動。業種・業態を問わず、講演会・クライアントへの指導を通じて、成功に導くための方法論を体系化し、成果を上げている。2018年には日本の教育の向上と地元への貢献を考え、小・中学生対象の学習塾を開校。モットーは、「日本を元気に!」
岸田さんのブログ
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