お父さんのための介護教室

床ずれの痛みを緩和させるために

医師 髙瀬 義昌
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床ずれの予防法

イラスト2

●長時間同じ体位をさせない
床ずれの予防としては、なるべく長時間同じ体位にさせないように、定期的に布団やベッドの触れる部位を変えてあげることです。同時に、体に圧力がかからない低反発布団やパッド、エアマットを利用した介護ベッドなど、予防用具の利用もお薦めです。

また、入浴や清拭(せいしき)で体を清潔に保つことも大切です。布団、シーツ、寝間着、おむつなどは汚れたらすぐに取り替えてください。

●スキンケア
床ずれの起きやすい人は、日ごろからのスキンケアを怠らないことも大切です。入浴や清拭後の体は、水分と油分が失われますので、それを補う必要があります。入浴または洗浄後のやや湿った状態で、保湿成分を含んだローションや、「白ワセリン」や「ヒルドイドソフト」などの軟膏やクリーム(充分量は、どちらも一週間に一〇〇グラム以上が目安)を塗ると、油膜で皮膚を保護してくれるのです。

スキンケアを行なう習慣がない方は、保湿剤のべたつきに抵抗感を覚える場合が多いので、べたつきが少ないローションタイプを選ぶ方法もあります。症状によってですが、軟膏クリームのほうが効果のある場合が多いようです。おむつを利用している場合は、ワセリンなどの軟膏クリームを、体だけでなくおむつの側にも塗ることが肝心です。

●栄養補給
床ずれの大きな原因でありながら、見落とされがちなのが栄養状態の悪化です。
栄養状態が悪いと床ずれを治癒するために必要なタンパク質、炭水化物、ビタミン、鉄、銅などが不足して治りにくくなります。良質のタンパク質、ビタミン、ミネラルを含んだ肉や魚、卵、乳製品などの高エネルギーで、消化のよいものを選びましょう。また、繊維質の多い野菜などは温野菜にするなどしてたくさん摂取するように心がけてください。水分補給も大切です。

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