生活習慣の改善
イラスト2
できることならば下剤に頼らない治療、たとえば軽い体操やおしゃべり、杖や車いすでも可能な散歩など、積極的に努めたいものです。加えて、繊維質の野菜や果物を食事のメニューに取り入れるのもよいでしょう。また、お腹を温めたり、イラストにあるようなお腹のマッサージも効果的です。訪問看護師と相談し、患者さんの日常生活の習慣を振り返りながら取り組んでいってください。
たかせクリニック理事長
髙瀬 義昌(たかせ よしまさ)
1956年、兵庫県生まれ。信州大学医学部卒業。東京医科大学大学院修了、医学博士。麻酔科、小児科研修を経て、2004年東京都大田区に在宅を中心とした「たかせクリニック」を開業する。現在、在宅医療における認知症のスペシャリストとして厚生労働省推奨事業や東京都・大田区の地域包括ケア、介護関連事業の委員も数多く務め、在宅医療の発展に日々邁進している。著書に『これで安心 はじめての認知症介護』など。